ジョン・フォン・ノイマン
出典: 涼ペディア
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==数学について== | ==数学について== | ||
- | [http://amazon.jp/o/ASIN/4022597100/isbn1-22 フォン・ノイマンの生涯] | + | [http://amazon.jp/o/ASIN/4022597100/isbn1-22 フォン・ノイマンの生涯] p15 より |
<blockquote>学問分野あれこれにめぼしい進歩がないのは、数学がまだ熟していないからではないか。数学はただでさえ特殊な言語で、自分なら英語やドイツ語のようにすらすらわかっても、数学の話をすると「なんだか日本語で聞いてる気分ですね」と言われたりするのをこぼしていた。言語は、その顔つきの多彩さからわかるとおり、歴史の偶然が生んだものにすぎない。「ギリシャ語やサンスクリット語が歴史の産物であって絶対の必然性などなかったように、論理学や数学も歴史の産物、たまたまできた表現とみるのがたぶん正しい」。またこうも考えた。「数学もいわば二次言語である。脳の中枢神経には根源の一次言語があって、数学も、その上に構築された言語のひとつにすぎない」。</blockquote> | <blockquote>学問分野あれこれにめぼしい進歩がないのは、数学がまだ熟していないからではないか。数学はただでさえ特殊な言語で、自分なら英語やドイツ語のようにすらすらわかっても、数学の話をすると「なんだか日本語で聞いてる気分ですね」と言われたりするのをこぼしていた。言語は、その顔つきの多彩さからわかるとおり、歴史の偶然が生んだものにすぎない。「ギリシャ語やサンスクリット語が歴史の産物であって絶対の必然性などなかったように、論理学や数学も歴史の産物、たまたまできた表現とみるのがたぶん正しい」。またこうも考えた。「数学もいわば二次言語である。脳の中枢神経には根源の一次言語があって、数学も、その上に構築された言語のひとつにすぎない」。</blockquote> |
2009年12月5日 (土) 00:28 時点における最新版
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