ジョン・フォン・ノイマン
出典: 涼ペディア
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<blockquote>科学の歩みは自分の死語ますます加速すると彼は予想し、他の科学者の想像も及ばない可能性についてそのなかで何ができるか、死のまぎわまで考え続けた。ヒトの神経系にならったコンピュータへのアプローチ(自身の言葉で「どう研究を進めるべきか体系化した予想の集まり」)がそのひとつ。また、「数」の概念をコンピュータ時代にふさわしい姿にそっくりつくり直さなければいけないとも思っていて、それがまだ手つかずの現実に心を痛めていた。</blockquote> | <blockquote>科学の歩みは自分の死語ますます加速すると彼は予想し、他の科学者の想像も及ばない可能性についてそのなかで何ができるか、死のまぎわまで考え続けた。ヒトの神経系にならったコンピュータへのアプローチ(自身の言葉で「どう研究を進めるべきか体系化した予想の集まり」)がそのひとつ。また、「数」の概念をコンピュータ時代にふさわしい姿にそっくりつくり直さなければいけないとも思っていて、それがまだ手つかずの現実に心を痛めていた。</blockquote> | ||
+ | ==ノイマンが立ち向かいたかった分野== | ||
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+ | [http://amazon.jp/o/ASIN/4022597100/isbn1-22 フォン・ノイマンの生涯] p14 より | ||
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+ | <blockquote>晩年の講演や遺稿から察するに、そのあと突破口が見込まれる三つの分野にも、コンピュータをひっさげて立ち向かう腹だった。どんな順序で進むかはともかく、脳の理解と、細胞(遺伝子)の理解、そして物理環境(気象)の制御である。以上の四つ、つまり原子(核融合)、脳、遺伝子、物理環境への挑戦に加え、もうひとつ、たいしてあてにならない経済学と、それに輪をかけてあぶなっかしい社会科学のたぐいを、数学の厳密さをもちこんでまともな科学に育てあげたかった。</blockquote> | ||
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2009年12月4日 (金) 21:12時点における版
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